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−第3回 電子黒板で授業力アップ (2014/3)−

(1) 電子黒板とは?

 私たちは普段、「黒板とチョーク」で授業を行っていますが、同じことを「ホワイトボードと電子ペン」で行えるようにしたものと考えると分かりやすいです。最初は「珍しいもの、おもしろそうなもの」として見られる面もあったようですが、最近では、日常的に便利に使いこなす先生も増えてきました。
 「黒板とチョークで十分」と考える方もいると思います。しかし、「黒板とチョークではできないこと」ができるから使われているのだと思います。

(2) 準備

 @ プロジェクタでコンピュータの画面を投影します。
 A 電子ペンのキャップを外します。(右写真のように表示されます)
 B マークを4つクリックしたら準備完了!
 準備はとても簡単です。最近では、Bの作業すら必要がない機種もでてきました(オートキャリブレーション)。また、据え置きテレビ型のものなど、この方法とは違う機種もあります。

(3) 特性を知ろう

 まず、ペンがマウスの代わりになります。右写真は、ブラウザを操作しているところです。教室内で画面や操作の手順を共有することができます。また、普通の黒板にはない「3つの機能」があります。

■描画機能(右写真)
 絵や文字が書けます。コンピュータで表示している画面のどこにでも書き込めます。方眼紙の背景を呼び出すこともできるので、算数などで役立ちます。
 線の色や太さを変えたり、直線や図形を書いたりすることができます。また、図もたくさん用意されています。算数で使える分度器、社会科で使える地図記号、家庭科で使える洗濯の記号などを呼び出して貼り付けることができます。

■拡大機能(右写真)
 指定した範囲を拡大します。コンピュータで表示している画面のどこでも指定することができます。
 教科書をスキャナで取り込んで投影し、図表を拡大しながら解説する、といった使い方ができます。

■保存機能(右写真)
 コンピュータで表示している画面を、書いた絵や文字を含めて保存することができます。単元の終わりにこれまでの学習を振り返る、などの使い方ができます。

(4) 使ってみよう! 〜便利な使い方例〜

 電子ペンのキャップを外さなくても、既に、コンピュータの画面が黒板に投影されている時点で、様々なことができるようになっていることにお気付きでしょうか。コンピュータを校内LANにつなげば、今、ご覧いただいている画面上でできることのほとんど全てを教室で提示できるようになります。
 撮りためた写真や動画を見せることも、パワーポイントで自作した教材を見せることも、NHKのサイトで公開されている動画を見せることも簡単にできます。
 さらに電子ペンのキャップを外せば、立ち上がってコンピュータから離れ、子どもたちの方を向いて授業ができます。投影した画面上でペンをマウスとして使えるほか、描画機能、拡大機能、保存機能も使えるようになります。

 「私たちは日々の授業が一番大切、授業が勝負どころ」・・・と書くと少し照れくさいですが、本当のことだと思います。電子黒板がなくてもすばらしい授業はできます。しかし、一手間かけて電子黒板を準備すれば、その授業をさらにすばらしいものにすることができるでしょう。
 電子黒板は、従来型の授業とコンピュータを融合させる画期的な道具であると思います。名情研でも重要な研究対象の一つなので、興味のある方はぜひ、「研究集録Web版」のICT活用研究部の授業実践例をご覧下さい。電子黒板を使いこなして授業力アップを目指しましょう!

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 3回にわたって続けてきた特集記事も今回で最終回となります。今後とも、名情研Web、名情研だよりをよろしくお願いします。ありがとうございました。
(H25広報部)