■令和2年度 研究部■
 
子どもたちの学びを深める情報教育
−主体的・対話的で深い学びにつながる情報活用能力の育成−
 
 昨今、情報技術は急激な進展を遂げ、多種多様な情報を簡単に得られるようになっただけではなく、「IOT」や「AI」など、新しい技術を活用した製品やサービスを自分の生活に取り入れることができるようになった。これらの情報及び情報技術を適切に活用し、問題を発見・解決したり自分の考えを形成したりしていくために必要となる資質・能力が情報活用能力である。本年度より小学校で完全実施される学習指導要領では、この情報活用能力が、「学習の基盤となる資質・能力」と位置付けられ、教科横断的に育成していくことや、情報活用能力の一つであるプログラミング的思考を育成するために、プログラミング教育を必修化することなどが明記された。
 このような状況の中、本研究会では、昨年度、研究主題を「子どもたちの学びを深める情報教育」と設定し、研究主題を達成するために、「主体的・対話的な学びを支える情報活用能力の育成」をサブテーマに研究を進めてきた。「分解」や「順次」といったプログラミングの要素を活用し、最適解を導き出す実践や、情報を視点に沿って整理・比較し、自分の考えを構築する実践を通し、プログラミング的思考や問題解決・探求における情報活用の実践力など、情報活用能力を育成することができた。
 本年度は、昨年度の成果を生かし、サブテーマを「主体的・対話的で深い学びにつながる情報活用能力の育成」と設定した。プログラミング的思考をはじめとした情報活用能力の育成をさらに推進していくとともに、育成した情報活用能力を生かした主体的・対話的で深い学びへつながる授業実践に取り組んでいきたい。また、個別最適化された学びを実現するために導入される児童生徒一人1台の学習用タブレットコンピュータの活用についても考えていきたい。