本研究部で「共に学ぶ活動を通して情報活用能力を育成する学習の探究」をテーマに活動を行い,3年目を迎えた。そして,今年度の研究の重点として,どの場面で,どのような情報の交流を行うことが有効であるかを考え,各学校で積極的に活用できるような情報活用能力の育成につながる実践を探究してきた。その結果,次のような成果が認められた。
(一例)

・ 話し合いの場面で,話し合う視点を明確に与えておくと,新 たな気付きを生み出したり考えを深めたりするのに効果がある
・ 道徳の時間に思いを共有する場面で,できるだけ多くの思い を知らせるようにすると,課題やその解決に向けた考えを深め るだけでなく,集団生活におけるルールやマナーの定着にも効 果がある。
 これまでの2年間の実践に,この1年間の実践が加わり,情報の交流を取り入れた情報活用能力を育成する実践の数が増えてきた。各実践は,誰でも簡単に取り組めることを意識して行ってきた。子どもたちの情報活用能力の育成・定着・伸長に向け,各学校で取り組む際の参考にしていただきたい。



<情報活用能力研究部>

濱嶋 伸介  山内 彰一  糸井 智之  稲葉 敦志
井上 陽介  追立 浩貴  大口 泰貴  大島 創平
園木 裕貴  P 喜仁  濱地 啓史  蒔田 公明