■平成26年度 研究部 研究主題■  
   
自ら考え、自ら学び、
たくましく生きる力を育む情報教育
−ICTを活用した分かる授業の探究と情報活用能力を高める授業の創造を通して−


 
   
研究主題について  
 子どもは、成長するに従って、より多くの人々と関わり、社会の中でのつながりの輪を広げながら学び生きています。その成長過程においては、「分かった」という実感を持ちながら、自ら考え、自ら学びを深めることが必要となります。また、社会の中であふれている情報に振り回されることなく、必要な情報を取捨選択しながら活用して、よりよく生活する能力、すなわち、情報活用能力を身に付けることが必要となります。ここで身に付ける情報活用能力には、変化する社会状況に応じつつ、自分と他との関わりを意識した思いやりの心が必要不可欠だと考えます。
 教科等の授業において、教師がICTを効果的に活用し、分かる授業を目指すことで、子どもが分かったという実感をもち、自ら考えながら、充実した学びを進めることができると考えます。また、情報教育において、子どもの発達段階や社会状況を踏まえて、子どもの情報活用能力を高めるとともに、情報モラルを身に付けさせることは、現代社会の中でたくましく生きる力を育み、成長することにつながっていくと考えます。
 研究主題「自ら考え、自ら学び、たくましく生きる力を育む情報教育」を達成することで、分かったという実感をもち、日々変化する社会状況の中でも身に付けた情報活用能力を生かし、自らの生活をよりよくしていこうとする子ども、すなわち、たくましく生きる子どもを育成できると考えます。
 上記研究主題の達成を目指し、「ICT活用研究部」と「情報活用能力研究部」の二つの部会で研究を進めました。
 ICT活用研究部では、分かる授業の実現を目指し、教師がICTを用いる際に、その特性を生かした効果的な活用方法や授業づくり等の在り方について研究を進めました。
 情報活用能力研究部では、子どもの情報活用能力を高めるとともに、発達段階や社会状況に応じた情報モラルを身に付けさせることをねらいとして研究を進めました。
 両研究部での取り組みや研究成果などにつきましては、それぞれのページをご覧ください。