■平成27年度 情報活用能力研究部■
 
 今年度、本研究部では「情報活用能力を身に付け生かすことができる授業」をテーマに活動を行ってきた。主に、次の3点について取り組んできた。
 1つめは、子どもが情報を取捨選択して整理することで自分の考えをまとめることができる授業。2つめは、情報を比較したり共有したりすることで自分の考えを広げることができる授業。3つめは、学んだ情報モラルを基に自らの意生活を振り返り、ルールを考えることができる授業である。
 その結果、次のような成果が認められた。
 
(例)
・ 付箋紙を使って集めた情報を整理してキーワードをつけることで、課題について自分の考えをまとめることができた。この過程を経ることは、子ども一人一人の情報活用能力を高めることに効果があった。
・ 座標軸を使って考えを可視化したことで、互いの情報を比較したり共有したりしやすくなり、考えを広げることにつながった。
・ 学級で話し合い、考えたルールを、家庭に広げたことで、保護者の意識が高まり、学校と家庭が連携しやすくなった。情報モラルの育成を通して、互いの日常生活を見つめ直すきっかけとなった。
 
 この1年間の実践を基に、誰でも取り組むことができる授業の創造をしていきたい。紹介した授業実践を、子どもたちの情報活用能力の育成に向けて、ぜひ各学校での参考にしていただければと思います。
 
 
  <情報活用能力研究部>
   ◎堀 初恵   井上 陽介   望月 武   P 喜仁