■平成27年度 研究主題■
 
自ら考え、自ら学び、たくましく生きる力を育む情報教育
−ICTを活用した分かる授業と情報活用能力を高める授業を目指して−
 
 研究主題について
 学校教育において、子どもたち一人一人の個性を尊重し、他者との関わりの中でその伸長を図るとともに、自ら考え、自ら学び、たくましく生きる力を育むことが求められています。子どもたちが、社会の中であふれている情報に振り回されることなく、必要な情報を取捨選択しながら活用し、よりよく生活していくためには、情報活用能力を身に付けることが必要です。変化する社会状況に応じて社会を生き抜き、未来へ飛躍するためには、生涯にわたり学習する基盤を培う知識及び技能の習得と、自分と他者との関わりを意識した思いやりの心を身に付けることが大切であると考えるからです。
 教師がICTを効果的に活用し、分かる授業を目指すことで、子どもがもっと知りたいという意欲や学習した内容が分かったという実感をもち、自ら考えながら、充実した学びを進めることができると考えました。また、子どもの発達段階や社会状況を踏まえ、情報モラルを含めた情報活用能力を育成し、自分たちの生活に生かせるようにしていくことで、現代社会の中でたくましく生きる力を育み、成長することにつながると考えました。そこで、上記の研究主題の達成を目指し、「ICT活用研究部」と「情報活用能力研究部」の2つの部会で研究を進めました。
 ICT活用研究部では、教師や子どもがICTの特性を生かし、効果的に活用した分かる授業づくりについて研究しました。情報活用能力研究部では、子どもの情報活用能力の育成を目指した授業づくり、子どもの発達段階に応じた各教科・領域等の授業での指導や、社会状況を考慮した情報モラル指導について研究しました。
 両研究部の取り組みや、研究成果については、それぞれのページをご覧ください。


「ICT活用研究部」…ICTを活用した、子どもが分かったと実感できる授業を目指して

「情報活用能力研究部」…情報活用能力を身に付け、生かすことができる授業を目指して